『佐賀新聞』2009年4月17日付

長谷川、佛淵の2氏候補に 佐賀大次期学長


佐賀大学学長選考会議(議長・指山弘養県商工会議所連合会長、14人)は16日、9月末の任期満了に伴う学長選考で、現職の長谷川照氏(70)と医学部教授で付属病院副病院長の佛淵孝夫氏(56)の2人を候補に決定した。今後、教職員による2回の意向投票を実施し、6月中旬の選考会議委員による面接で次期学長を選出する。

選考会議が同日、2人の推薦書などを審査し、資格を満たしていると判断した。法人化後、学外にも門戸を広げているが、前回に続いて応募はなかった。

長谷川氏は京都大大学院理学研究科出身。佐賀大理工学部長を経て、佐賀医科大との統合に伴う学長選で2003年10月、新生「佐賀大学」の初代学長に就任。国立大学法人化後、05年の学長選考で再任された。

佛淵氏は九州大医学部卒で、旧佐賀医科大に1998年着任。整形外科(股関節外科)が専門で、人工関節置換術などを手掛けている。昨年四月から副病院長(経営企画担当)を務め、医療情報部長を併任している。

日程案によると、5月中旬に本庄、鍋島キャンパスで所信表明演説会を実施。6月上旬にかけて2回、教職員の投票による意向調査がある。それらの結果を踏まえ、6月中旬に最終選考の面接があり、次期学長が発表される。