『しんぶん赤旗』2009年4月16日付

基礎研究費増やせ
世界に逆行する日本指摘
石井議員


日本共産党の石井郁子議員は十五日の衆院文部科学委員会で、基礎研究予算の増額を求めました。

総務省によると、自然科学に使用した研究費のうち、基礎研究費の占める割合は、二〇〇三年度の15%から、〇七年度には13・8%に減少。その上、日本の基礎研究費の割合は、フランスやドイツ、米国などに比べて最低です。

石井氏は「主要国が基礎研究費を増やしているなかで、日本は逆行している」と強調。「『選択と集中』という科学技術政策が、国際競争力につながる研究に資金を重点化し、他方で基礎研究への支援を弱めてきたことは明らかだ」とのべ、「『選択と集中』を根本的に見直し、基礎研究予算の増額を図るべきだ」と求めました。

さらに石井氏は、年間六十万円の研究費でやりくりするある地方国立大学の生物学研究者の現状を紹介し、「普段の学生の実験、卒論指導、 院生の研究指導の最低限の消耗品がでるかどうかだ」と告発。「研究者が自由に使える研究費を増やし、のびのびと研究できるようにすべきだ」と主張しました。

塩谷立文部科学相は「基礎研究は重要な位置付けで取り組んでいかなければならない」とのべ、「当然、(予算を)増額したいという気持ちは持っているので、しっかり対応していきたい」と答弁しました。