時事通信配信記事 2009年4月13日付

東大、京大、阪大で変わらず=論文重要度、日本トップ3


トムソン・ロイター(本社ニューヨーク)は13日、世界の大学・研究機関の所属研究者が過去11年間(2008年まで)に発表した論文が他の論文に何回引用されたかの統計によるランキングを発表した。22分野の総合では、日本のトップスリーは東京大(世界11位)、京都大(30位)、大阪大(34位)の順で、昨年の発表と13位までは変わらなかった。

一般に、他の論文に引用される回数が多いほど、重要な論文とみなされる。日本の4−10位は、東北大、科学技術振興機構、名古屋大、九州大、理化学研究所、北海道大、東京工業大。11−20位は、産業技術総合研究所、筑波大、広島大、慶応大、自然科学研究機構、千葉大、岡山大、神戸大、東京医科歯科大、金沢大だった。

日本の研究者が強い分野では、材料科学の日本トップが東北大(世界3位)、物理学では東京大(2位)、化学では京都大(4位)、生物学・生化学では東京大(3位)で、昨年の発表と同じだった。