共同通信配信記事 2009年3月26日付

高知工科大が公立に 4年制で初の認可


高知県は26日、高知工科大(香美市)が公立大学法人への移行を文部科学省などから認可されたと発表した。文科省によると、4年制私立大が公立大に転換するのは全国初。

同大学は県が土地と建物を提供、学校法人が運営する「公設民営方式」で1997年に開学した。4月から事実上の県立大としてスタートする。

県によると、公立化すると、国から支給されている私学助成金はなくなるが、約2倍の交付税措置が期待できる。そのため授業料を半額ほどに引き下げられるという。

大学は少子化で定員割れに悩み、授業料が下がれば学生を確保しやすくなることから移行を申請していた。

移行方針が明らかになった後の2009年度入試は、460人の定員に対し、約5800人が志願した。