『毎日新聞』三重版2009年3月17日付

新県立博物館:県、三重大と協定 文化資産、活用方法を検討


県が14年度のオープンを目指す新県立博物館での文化資産活用方法などを連携して検討するため、三重大学と県との連携協定書調印式が16日、県庁で行われた。

双方の知的資産を活用し、県の文化振興を図るのが目的。双方が持つ知的資産と、県内外の自然・文化資産を新県立博物館でどう活用するか協議するとともに、調査研究や収集保存、展示など博物館運営の課題についても検討し、整備計画の具体化を目指す。開館までには、より具体的な連携内容を盛り込んだ相互協力協定を締結する。

調印式で野呂昭彦知事は「連携相手として三重大学は最も重要なパートナーで、心強く思う」とあいさつ。豊田長康学長も「大学の能力を最大限活用し、県民に素晴らしい博物館と思ってもらえるように協力したい」と述べ、協定書に調印した。【田中功一】