『室蘭民報』2009年3月8日付

室蘭工業大学の21年度留学生が100人突破確実


平成21年度から室蘭工業大学(松岡健一学長)に通う外国人留学生は2月1日現在で99人の来日が決まり、過去最多となることが分かった。同大では平成19年4月に国際交流センター(酒井哲也センター長)を開設して留学生の受け入れ態勢を整えた成果が出始めた。秋には短期留学生が訪れることから、最終的には100人の大台を突破することは確実だ。

留学生の推移は15年度62人、16年度61人、17年度55人、18年度48人、19年度52人、20年度82人なっている。

国際化に対応するため、同センターを立ち上げたほか、留学生に月額5万円の奨学金を1年間に限って全員に支給、2年目以降は成績に応じて出すことにした。

さらには、東京や大阪での面接実施などの入試改革やマレーシアでの進学説明会を実施。これらの積極的な取り組みが徐々に浸透してきた。

21年度に訪れる留学生の出身国別の内訳は中国が42人でトップ、ついでマレーシア33人、韓国9人、ラオス5人、インドネシア、サウジアラビア(いずれも2人)など。12カ国、99人の留学生が4月から工大で学ぶことが決まった。

同センターでは「本学から留学する学生も出ており、留学生は刺激になっている。秋には短期的な留学生が訪れる予定で100人を突破するのではないか」と話している。
(佐藤重伸)