『中国新聞』2009年3月6日付

尾道大の法人化を検討へ


尾道市の平谷祐宏市長は5日、市立尾道大(久山田町)の公立大学法人化を検討する部長級の担当参事を4月1日付で置く考えを明らかにした。

市議会定例会の総体質問で答えた。行財政改革などへの取り組みを尋ねられた平谷市長は「大学の法人化については新年度から担当参事、主査を置いて具体的に検討していきたい」などと述べた。

市によると、担当参事は他部に属さずに市長の直属とする方針という。市は法人化のメリットを、これまで市長決裁が必要だった人事や予算編成が比較的自由になり、カリキュラムの充実などニーズに応じた重点配分が可能になるなどと分析している。