『沖縄タイムス』2009年3月2日付

相談増 8日に3回目 奨学金ホットライン/返済猶予や免除で
なかまユニオン那覇市で会合


独立行政法人日本学生支援機構が回収強化策の一つとして、奨学金滞納者の情報を金融機関の個人信用情報(通称・ブラックリスト)に登録するとした問題で、沖縄なかまユニオンは1日、那覇市内で会合を開いた。

2月16日に25人分の返済猶予や免除の申請をしたことを報告。8日に県内で3回目の電話相談会「奨学金返済ホットライン」を開くことも決めた。

同ユニオンの西岡信之さんは、機構側とのやりとりについて、「機構の電話窓口には全国から1時間に1万件の相談が寄せられているらしい。4月以降は窓口を増やすと言っていたが、とても対応できないだろう」と報告。

返済の相談をしたくてもできない人がまだいるとして、昨年12月、今年2月に続き3度目の相談会を今月中に行うことを確認した。

ホットラインは8日午後1―5時に開設。相談員が電話を通して返済猶予や免除の申請用紙に書き込み、19日に同機構へ提出する。番号は090(9783)9866か、090(3970)8772。