『日刊工業新聞』2009年2月27日付

電通大、深センの大学パークと連携−日中の企業人教育推進


電気通信大学は中国・深セン市の「深セン虚擬大学園(仮想大学パーク)」と連携協定を結ぶ。同園には北京大学、清華大学など中国・欧米の約50の大学などが、企業人教育や産学連携で分校を置いている。電通大は初の外国オフィスをここに置き、留学生確保や国際的な大学間・産学連携を進める。日系企業も多い同地だけに、同園も初の日本の大学の駐在に期待し、オフィスを無償で貸与する。3月19日に現地で調印する。

深セン虚擬大学園は各大学が分校(サテライトキャンパス)を置き、大きな一大学のように機能している研究パークで、講義室、研究室、インキュベーション施設、寮など備える。会員は中国40、香港6、外国5大学などで主活動は深セン、香港の企業が集まる深港産学研基地の企業人向け教育だ。修了生はおよそ大学院2万4000人、学部1万9000人、ショートプログラム1万2000人の実績がある。