『大分合同新聞』2009年2月13日付

大分大、留学生に10万円緊急支給


大分大学は十二日、世界的な景気悪化の影響で苦しい生活を強いられている留学生を支援するため、緊急支援一時金として十万円を支給すると、発表した。

対象は四月一日以降も在籍予定で、奨学金を受けていない留学生。中国や韓国などからの三十五人になる見込み。申請受け付け後、三月中に支給する予定。使途は自由で、返還する必要はない。

大分大学によると、同様の支援は東京外国語大学(東京都)や弘前大学(青森県)などの国立大学で実施しているが、九州内では初めてという。
NPO法人も支援策

県内の大学、行政、経済団体などでつくるNPO法人「大学コンソーシアムおおいた」(別府市)は十二日、留学生へのアルバイト求人情報の提供などの支援策を実施すると発表した。企業などからのアルバイト情報はコンソーシアムおおいたで取りまとめ、各大学に提供。家庭で不要になった電子レンジ、家具などの提供も呼び掛け、留学生に無料で提供する。県内全域で実施する。