共同通信配信記事 2009年2月10日付

中教審会長に三村明夫氏 大学改革など「全力投球」


中教審は10日、文部科学省内で総会を開き、新会長に新日本製鉄会長の三村明夫氏を選任した。副会長には兵庫教育大学長の梶田叡一氏と渋谷教育学園理事長の田村哲夫氏を選んだ。任期は2年。

中教審は、職業教育の在り方や大学教育の質向上策の審議などを本格化させる予定。総会で三村会長は「全力投球したい」とあいさつした。

三村会長は群馬県出身で、山崎正和前会長のもとで副会長を務め、昨年7月に政府が初めて策定した教育振興基本計画の取りまとめに当たった。財界出身の会長は1998年に就任した根本二郎日本郵船会長(当時)に続き2人目。