『山陽新聞』2009年2月11日付

総合医療センター運営に岡山大協力
岡山市と合意 来月中に正式締結


岡山市と岡山大は10日、新たな地域医療体制の構築に向けて連携協議を進めている委員会の第3回会合を市役所で開き、市が構想案を示している岡山総合医療センター(仮称)の運営に岡山大が協力することなどを盛り込んだ協定を結ぶことで合意した。3月中に正式に締結する。

市の構想案では、センターに365日、24時間、すべての症状を受け入れて初期診療を行う「岡山ER(救急外来)」を設置。軽症患者の増加で本来の対応に支障が出ている二次・三次救急医療機関の負担軽減につなげる。岡山大はERに必要な人的、技術的協力を行い、ERからは専門治療が必要な救急患者を受け入れる。岡山大はERに研修医も派遣する。

合意した連携事業は2010年度から具体化させる。センターの設置時期や場所は未定だが、開設までは市立市民病院(岡山市天瀬)を活用する。