『東京新聞』2009年1月21日付

学術発展と人材育成 包括連携協定を締結


筑波大は二十日、東京理科大との間で包括的な連携協力協定を締結した。つくばエクスプレス(TX)で結ばれた同大薬学部のある千葉県野田市の野田キャンパスを中心に、幅広い分野で協力関係を深め、学術の発展と人材育成を目指す。

連携協力するのは教育、研究、産学連携、地域貢献、施設相互利用など。研究面では、分子レベルで生体の観察と治療を同時にできる技術開発を目標とした「医薬工連携事業創出プロジェクト」などを、双方が大学を挙げて支援する。

調印式で、筑波大の岩崎洋一学長は「ユニークで卓越した研究成果が期待できる」とあいさつ。東京理大の塚本桓世理事長は「互いに良いところを学び合い、教育研究を発展させたい」と話した。 (小沢伸介)