『河北新報』2009年1月18日付

院生向け助成制度 弘前大が創設


弘前大は大学院の博士後期課程に入学し、最先端やユニークな研究をした学生に対して1人50万円を助成する制度を創設した。対象者は私費の外国人留学生を含む22人。

対象は医学、保健学、理工学、地域社会の各研究科と、岩手大大学院連合農学研究科に在籍する弘前大生。入学の際に各研究科の推薦で学長が認定し、2009年4月の入学生から適用される。

弘前大の大学院博士課程充足率は07年度が74.8%、08年度は81.2%と目標の9割を割り込んでいる。国立大学法人化後の国の業務実績評価でも改善を指摘されている。

須藤新一副学長は「制度の導入で研究が活性化してレベルが向上し、意欲のある学生が入ってくることを期待する」と話している。