『読売新聞」広島版2009年1月6日付

広大が失業者採用 非常勤20人、あすから受け付け


広島大(東広島市鏡山)は5日、最近の経済情勢の悪化で職を失った人を対象に、非常勤職員20人を採用すると発表した。7〜9日に申し込みを受け付ける。大学がこうした形で職員を採用するのは全国的にも珍しいという。

雇用期間は19日から3月末までの2か月余り。職種は東広島と霞(広島市南区)の両キャンパスでの図書整理や、霞キャンパスの大学病院の清掃業務など。時給900円で、勤務時間は平日の午前9時から午後5時まで。

応募資格は、最近の雇用情勢悪化に伴って雇用主の都合で解雇された県内在住の人で、ハローワークを通じて休職中であること。年齢は問わないが、離職証明書などが必要。面接は13、14両日に広島市中区の東千田キャンパスで行う。申し込みの際に面接の日時を指定する。

広島大総務室人事グループでは「大学として地域のために貢献したいと考えた」としている。問い合わせは、同グループ(082・424・6026)。