『中日新聞』2008年12月22日付

三重大院に地域産業活性化の研究科


三重大に地域産業活性化を狙いとする大学院「地域イノベーション学研究科」が来年4月に新設されることが正式に決まった。文部科学省が来年度政府予算で実施項目に挙げた。

国立大学法人支援課によると、新研究科では大学院生が地域の産業構造を調べながら、課題解決に結び付く起業やプロジェクト活動を実際に体験し、学んでいく。工学や生物学などの研究者とともに企業経営の経験がある教員を民間から採用する。

大学院生の募集は、修士課程が10人、博士課程が5人の計画。同課は「課程を設けて地域イノベーションを研究する大学はあるが、大学院レベルで取り組むのは全国初」としている。 (大島康介)