共同通信配信記事 2008年12月19日付

大学支援60件が目的十分達成 文科省、事業の事後評価


文部科学省は19日、世界的な教育研究に取り組む大学を支援する「21世紀COEプログラム」のうち2003年度に採択され、5年間の事業を終えた54大学計130件の事後評価を公表。「目的は十分達成された」とする最高評価は60件だった。

大学別では東京大が8件、京都大が6件、大阪大が5件、東北大が4件など。「惑星系の起源と進化」をテーマとした神戸大の研究は若手研究者らを対象に講義を開き、人材育成に貢献したことなどが評価された。

2番目に優れた評価の「目的はおおむね達成」は60件、「ある程度達成」は10件だった。

プログラムは医学系や社会科学、数学・物理学・地球科学など5分野が対象で文科省が1件につき年間5億円を限度に支援した。