時事通信配信記事 2008年12月18日付

教員定数、1000人改善で合意=閣僚折衝


2009年度予算編成をめぐる18日の閣僚折衝で、中川昭一財務相、鳩山邦夫総務相、塩谷立文部科学相は、小中学校の教職員について、純増800人を含む1000人分の定数改善を行うことで合意した。また、新学習指導要領での理数教科の授業時数増に対応するため、非常勤講師の配置を1万4000人に拡充する。

そのほか、国立大学運営費交付金、私学助成は、それぞれ1%削減することで合意。全体額は削減するものの、厳しい雇用情勢を配慮し、各大学での就職活動の取り組みを支援する事業や、大学病院での周産期医療体制の充実を図る事業などを新設し、予算を重点配分することも決めた。