時事通信配信記事 2008年12月15日付

国立大の火山観測支援=16カ所重点、防災科研など−文科省は予算増


国立大学が主に担当してきた火山観測体制が、予算・人材難で維持が難しくなっている所があるため、文部科学省の科学技術・学術審議会測地学分科会火山部会は15日、活発に活動していたり、潜在的な爆発力が高かったりする熊本・阿蘇山など16火山を重点的な研究対象とし、防災科学技術研究所などが支援する方針を決めた。

同省の火山観測関連予算(大学分を除く)は約2億円だが、来年度は数倍に増やすことを目指している。