『産経新聞』2008年12月2日付

「10〜20年後を視野に改革」 横浜国大の鈴木次期学長が抱負


横浜国立大の次期学長に就任予定の鈴木邦雄副学長(60)は1日、横浜市保土ケ谷区の同大で会見し、「10〜20年後を視野に入れた努力・改革を主体的に進める」と抱負を述べた。

鈴木副学長は「(横国大は)18歳人口の減少、運営費の経費削減、教職員の負担増が顕著になっている」と現状を分析。その上で「意欲のある学生を一人でも多く受け入れ、質の高い教育研究を実践し、優れた卒業生・修了生を社会に送り出す」と、原点に立ち返って競争力を高めていく考えを語った。

鈴木副学長は仙台市出身で、専門分野は生態学と環境マネジメント。昭和45年に東北大理学部を卒業。横国大助手を経て57年に教授、平成13〜15年に環境情報研究院長、18年から副学長。