『読売新聞』2008年11月26日付

全国町村長大会、道州制反対の決議採択


全国町村長大会は26日、都内で開かれ、都道府県を複数のブロックに再編する道州制に反対する特別決議を採択した。

決議では、道州制について「地域間の格差が解消されるとは言い難く、新たな中央集権体制を生み出すことになりかねない」と指摘。市町村のあり方についても、「人口が一定規模以上でなければ基礎自治体たり得ないとする考え方は、現存する町村と多様な自治のあり方の否定」と批判し、市町村の強制合併への懸念も示した。

全国町村会の山本文男会長(福岡県添田町長)は大会あいさつで、「道州制は国民の意識とかけ離れている」と強調した。