『中日新聞』2008年11月19日付

金沢大 来れ『ビジネス道場』 産学官連携へ 新潟の事業紹介


金沢大が本年度から取り組む産学官連携事業に向けたフォーラムが十八日、金沢市昭和町の県立音楽堂で開かれた。

同大は文部科学省の事業採択を受け、大学の研究成果と地域、企業ニーズを合致させて事業化を目指す「ビジネスクリエイト道場」と題したセミナーを来年一月から開く計画。アイデアや技術を持ちながら、事業化への道筋を模索している企業や研究グループを対象に、各分野の専門家を講師に招き十回連続で開催する。

この日は、新潟県の佐渡島で地域活性化に取り組む「合同会社S・M・A・I・L」代表の吉井靖さんが特別講演。インターネットを活用した地域ブランド作りや産業創出の試みを紹介。また、今後の産学官連携を探るため、農業と商工業が連携し、事業化につなげている県内企業家らを交えたパネル討論もあった。 (本安幸則)