『毎日新聞』群馬版2008年11月18日付

群馬大:次期学長に高田氏 選考会議が選出


群馬大学(前橋市)は17日、学長選考会議(高橋康三議長)を開き、鈴木守・現学長の任期満了に伴う次期学長に同大医学部長の高田邦昭氏(57)を選出した。任期は09年4月1日〜13年3月末。国立大学法人化以降の学長選は2回目で、今回は高田氏をはじめ副学長の小沢瀞司氏(67)、同大工学部長の宝田恭之氏(56)の3人が立候補していた。

高田氏は東京大大学院理学系研究科博士課程修了。杏林大学助教授を経て93年4月から群馬大学教授、07年4月から現職。

同会議は群大の「教育研究評議会」と「経営協議会」のメンバー計11人で構成される。メンバーは高橋康三・上毛新聞社長や曽我孝之・前橋商工会議所会頭、富岡賢治・県立女子大学長ら。

国立大学法人法に基づき同会議が10月中に3人の候補者を選んで面談を実施した。13日に、学長不適任者がいるか投票する「意向聴取」を教職員に実施。同大総務課によると「不適任」が過半数に達した候補者はいなかった。来年2月までに同会議が高田氏を学長として申告し、文部科学相が任命する。【鈴木敦子】