『西日本新聞』2008年11月8日付

来年1月から 願書受け付け 九大院新領域学府


九州大学(有川節夫学長)は7日、来年4月に「大学院統合新領域学府」を設立し、オートモーティブサイエンス(自動車科学)とユーザー感性学の2専攻を開設すると発表した。福岡女子大学、西南学院大学と連携し、企業からも教授陣を招く。来年1月7日に願書の受け付けを始める。

オートモーティブサイエンス専攻は、日産自動車の高橋忠生副会長やハイブリッド車開発に携わったトヨタ自動車の渡辺浩之技監らを教授に迎える。交通工学や心理学、環境学、経済学も取り入れた総合的研究に取り組み、九州の自動車産業の研究開発能力向上を目指す。

ユーザー感性学専攻は、利用者の視点で「感性」を研究し、サービスや商品開発などに携わる人材を育成する。

募集定員はオートモーティブサイエンス専攻が修士課程21人、博士課程7人▽ユーザー感性学は修士課程30人。