『四国新聞』2008年11月5日付

「e物産市」運用開始/香川大大学院が「商社」役


経済産業省が地域産品の販路開拓を目的に開設したインターネット上の商店街「にっぽんe物産市」が4日、本格運用を開始した。e物産市では、香川大大学院地域マネジメント研究科などがつくる協議会が特産品を出品する「地域商社」に採択されており、14日から販売を始める。

e物産市は通販サイトを通じて、地域産品の生産者が全国の消費者や小売店のバイヤーと接触する機会を提供し、販路の拡大を図るのが狙い。全国30の地域商社が商品の発掘や出品の仲介役を果たす。

香川県内では同研究科や三豊市などの協議会が地域商社となり、当初はミカン、ちりめんじゃこ、ボイセンベリージャムなど三豊の特産を中心に出品。今後、取り扱う商品を拡充していく。また、生産者の思い入れ、商品にまつわるエピソード、お薦めの食べ方などを情報発信する独自サイトも開設する。

e物産市には「あじっと(ASIT)倶楽部」の店舗名で出店。阿波、讃岐、伊予、土佐のローマ字の頭文字をつなぎ、徐々に対象エリアを拡大したい考えを表した。出品の問い合わせは協議会<090(9556)5858>へ。

e物産市のアドレスは、https://ebussan.jp/