『埼玉新聞』2008年11月1日付

大学院設置を認可 県立大 定員20人、来年2月試験


来年四月の開設を目指す埼玉県立大学大学院(保健医療福祉学研究科)=越谷市三野宮=に対し、文部科学相は三十一日、設置を認可した。

「リカレント教育(社会人再教育)に軸足をおいた大学院」を基本コンセプトに、実務経験や現場で培った問題意識を活用した教育を実践。多様化する県民ニーズに対し、保健医療福祉サービスを統合して提供できる人材を二年間の修士課程で育成する。

保健医療福祉学専攻の中に、看護学、リハビリテーション学、健康福祉科学の三つの専修分野を設置。社会人が仕事と両立できるよう、土曜日と平日夜間(午後六時〜同九時十分)の開講や、四年を上限とした長期履修制度を導入するほか、JR北浦和駅近くに通学可能なサテライトキャンパスも設置する予定。

入学定員は二十人。十二月下旬から募集要項を配布し、来年一月下旬に出願、二月下旬に入学試験を予定している。