時事通信配信記事 2008年10月28日付

一橋、慶大が連携=EU研究大学院軸に


一橋大学と慶応大学は28日、学部・大学院同士の単位互換、事務職員の人事交流など大学間の連携を進めるとした協定を締結した。欧州連合(EU)の研究を行う共同大学院設置の計画を軸に、他分野へも協力関係を広げる。

記者会見した一橋大の杉山武彦学長は「それぞれ自主独立の人材を送り出してきたという共通点がある」と述べ、相性の良さを強調。慶応大の安西祐一郎塾長は「両大学が組めばアジアでトップのEU研究と教育が推進できる」と述べた。

共同大学院は2011年度以降に設置する。欧州における国家の経済的、政治的な統合を研究し、アジアでの実践などに応用する。