『北海道新聞』2008年10月21日付

道工試と北大が協定 新産業創出へ共同研究 施設利用や人材交流


北大大学院の工学研究科と情報科学研究科は二十日、道内のものづくり産業振興やIT技術など新産業創出を目指し、道立工業試験場と連携・協力協定を結んだ。協定に基づき、共同研究に取り組むほか、相互の研究施設利用や人材交流を通して連携を強化する。

北大と道工試はこれまでにも、個別のテーマでは協力してきたが、今後は道工試の職員が大学で専門的な研究に携わったり、学生が道工試でより実践的な実験に取り組むことが考えられるという。

「研究成果に対する評価を組織的に行うことで評価はより確かになる」「道内企業から道工試に技術的な相談があった場合、より広いネットワークを活用し答えることができる」などと官学連携への期待は高まっている。