『毎日新聞』2008年10月6日付

名古屋大学:次期学長に浜口道成氏


名古屋大学は5日、次期学長に浜口道成・同大大学院医学系研究科長(57)を選んだ。平野真一学長の任期満了に伴うもので、任期は来年4月1日から6年間。

浜口氏は記者会見で「環境や政治が時々刻々と変化する中、日本の資源である人材の育成は大学の使命。海外の一流大学との交流など学生へ多くの教育機会を提供し、インターナショナルな人材を育てていきたい」などと抱負を語った。

浜口氏は三重県伊勢市出身。80年に名大大学院を修了、85年から米ロックフェラー大分子腫瘍(しゅよう)学講座研究員。93年名古屋大付属病院教授、05年から同大医学部長。腫瘍生物学専攻、全国医学部長病院長会議理事。【中村かさね】