『毎日新聞』福井版2008年10月9日付

福井大:付属病院に来春、保育施設 看護師ら夜勤に対応


福井大学は来年4月、子育てと仕事を両立する看護師や女性医師らのため職員専用保育施設を、付属病院がある永平寺町の松岡キャンパスに開設する。

同大学が女性職員に対し実施したアンケートによると、不規則な勤務時間のために育児が困難になり、離職せざるを得ない看護師が多かったという。また、近隣に夜間保育のある施設もなかったため、設置を決めた。

0歳児〜小学校就学前の幼児が対象で、定員は20人。平日は午前8時から午後6時半まで預かり、午前7時からの早朝保育と、夜10時までの延長保育もある。また、週に一度、24時間の夜間保育も行い、看護師や医師の夜勤に対応する。

保育施設の開設について、大学担当者は「国立大学の法人化以降、保育施設を設置する大学が増えており、福井大はむしろ遅いほうだ」と話している。【菅沼舞】