共同通信配信記事 2008年9月30日付

私立大下宿生は214万円 入学費用、国立自宅の2倍


今春の大学、短大の新入生が出願から入学までにかかった受験費用や学費、住居費などの総額の平均は、国公立大の自宅生の109万円に対し、私立大下宿生は214万円と約2倍の差があることが30日、全国大学生活協同組合連合会の調査で分かった。

調査は4−5月、52大学、短大に通う学生約4万5000人の保護者を対象に受験料や交通費、入学納付金、住居費などを聞き、28%が回答した。連合会は「4割ぐらいの保護者が予算より多くかかったと感じていた」としている。

調査によると、最も安かったのは国公立理系の自宅生で106万円。最高は私立医歯薬系の下宿生318万円で、差は3倍に及んだ。次いで私立理系の下宿生238万円、私立医歯薬系の自宅生212万円など。

自宅・下宿別でみると、国公立大は自宅生109万円に対し、下宿生190万円。私立大は自宅生130万円、下宿生214万円だった。