共同通信配信記事 2008年9月30日付

第1希望「工学」で報告 OECDの大学版学習評価


中教審のワーキンググループは30日、大学などを対象に経済協力開発機構(OECD)が計画している「高等教育の学習成果評価」(AHELO)の試行調査に、日本からは「工学」を参加分野の優先希望第1位として報告することを決めた。

2位以下の分野は、批判的思考力や問題解決能力などを含む「一般的技能」、「経済学」、卒業生が企業でどの程度の成果を出しているかなどを測る「背景情報」の順。

OECDは本格実施に向け、各国の希望を調整し、2010年までに試行調査をする考え。各分野には4カ国前後から、大学など10機関程度の参加を想定している。

文部科学省は日本の参加分野が決定した後、各大学などに参加を募る方針。