共同通信配信記事 2008年9月22日付

教職大学院の評価機関設立 日本教育大協会が方針


教員養成課程を持つ大学などでつくる日本教育大学協会(会長・鷲山恭彦東京学芸大学長)は22日までに、今春19校でスタートした教職大学院の第3者評価を手掛ける認証評価機関を設立する方針を固めた。協会が中心となって、本年度中にも母体となる組織を発足させる。

教育の質を確保するため、専門性の高い専門職大学院は専攻分野ごとに、文部科学相の認証を受けた評価機関から、5年に1度の評価を受けることが義務付けられている。法科大学院は、大学基準協会などが評価しているが、教職大学院を担当する認証評価機関はなかった。

今後は、教職大学院各校が行う自己評価などを通じて評価基準のマニュアル作成などを進め、2011年度から第3者評価を実施したい考え。

教職大学院は(1)実践的な指導力を備える新人教員の養成(2)現職教員を対象に、指導的役割を果たすリーダーの養成−の2つを主な目的として発足。来年度はさらに5校が開設される予定。