『静岡新聞』2008年9月12日付

生命と環境テーマに大学院交流 静大、県大、東海大


静岡大、県立大、東海大の県内国公私立3大学は30日、「単位互換・学術交流に関する協定」を締結する。「生命と環境」をキーワードに大学院交流を促進し、教育、研究、地域連携の各方面で活性化を図る。

協定により他大の大学院で修得した単位を、所属する大学院の単位として認定する。将来的には教員、学生相互の共同研究や試料収集、機器・施設の利用を進め、地域ニーズに応える研究を展開したい考え。

「生命と環境」をキーワードとしたのは、各大学院ともこれらの学問分野で専門的な教育、研究を進めてきた上、県中・東部地域が全国有数の食品、化学、薬品などバイオ関連産業の集積地であるため。協定に先立ち、3大学は4月、「静岡3大学生命・環境コンソーシアム推進協議会」を設立し、連携や交流の方策を練ってきた。