『日本経済新聞』2008年9月11日付

NTTと東工大、情報通信の研究で連携協定


NTTと東京工業大学は10日、情報通信分野を中心とする先端技術の開発・研究を進めるため、連携協力協定を結んだと発表した。両者で「連携協議会」を設け、光通信関連、環境エネルギーなどの分野で技術や人材の交流、設備の活用を進める。独創的な技術を持続的に開発できる体制の構築を目指すという。

具体的にはまず、次世代通信のための省エネ型半導体レーザーの開発、通信にかかわる電力需要の予測や家庭でのエネルギー管理などの研究で協力する。研究者同士の交流会やインターンシップなどを通じた大学院生や博士号取得者(ポストドクター)などの育成にも努める。年に数回協議会を開き、連携の効果や方向性を確認する予定だ。