『日本海新聞』2008年9月11日付

能勢、岩崎氏が立候補 鳥大学長選公示


鳥取大学(本部・鳥取市湖山町南四丁目)は十日、任期満了(二〇〇九年三月末)に伴う次期学長選考のための意向調査(投票)を公示した。候補者は現職の能勢隆之(66)=医学部、一期=、同大研究・国際交流担当理事で副学長の岩崎正美(65)=農学部=の両氏。二十九日に投票を行い、翌日の学長選考会議で選ぶ。

両氏は所属学部などから推薦を受けて立候補した。十九日に大学運営などについて所信を公表する。投票は助教(旧助手)以上の教員と事務技術役職者ら約八百人が行う。

能勢氏は「交付金減少や全国大学統廃合の波にうまく体制を整えながら、引き続き健全な大学経営を図りたい」と再選に意欲を見せる。

岩崎氏は「持続性ある生存環境社会の構築に向けて、全学挙げて取り組む。そのためには相互信頼とゆとりある職場環境づくりが必要」と話している。