『日本経済新聞』関東版2008年8月15日付

群馬大、ミツバと連携協定 全学で交流、共同研究など推進


群馬大学は産学連携の推進に向けて、自動車部品大手のミツバと連携協力協定を結んだ。多くの卒業生を送り出している同社とはこれまでも、製造技術分野での共同研究や研究者の交流を進めてきたが、工学部など一部の学部に限られていた。協定により全学的な取り組みに発展させることで組織間のパイプを太くし、連携活動をさらに推進させる考えだ。

群大は三洋電機やサンデン、太陽誘電などと学部間協定を結んでいるほか、2005年には太田市に工場を持つ富士重工業と全学の協定を結んでいる。全学での協定はミツバで2社目となる。

自動車部品大手のミツバは桐生市に本社を構え、米国のほか、イタリア、フランスなどの欧州、中国、タイなど海外に幅広く事業を展開している。08年3月期の連結売上高は2254億円。経常利益は38億円。