『中国新聞』2008年8月5日付

立命館大と協定締結 広島大


広島大と立命館大(京都市)は4日、包括的連携協定を締結した。両大学が建学精神や教学理念に掲げる平和について共同で教育や研究を進め、将来的には国際貢献などにも協定分野を広げる。広島大が他大学と協定を結ぶのは初めてで、立命館大は京都大などに次いで6件目。

広島市中区の広島国際会議場で、広島大の浅原利正、立命館大の川口清史両学長が協定書にサインした。協定は、両大学が先進的に取り組む平和教育をきっかけに、海外の大学とも多方面で連携を深めるのが狙いだ。

具体的には、本年度中に両大学が加盟する国際大学ネットワーク(INU)を活用し、最短1年間で母校と海外の大学からそれぞれ修士学位を取得できる制度を創設する。2009年度からは、平和や国際問題を研究する両大学の大学院で単位互換制度を始める。