『産経新聞』山梨版2008年7月23日付

山梨大「大学病院連携型高度医療人養成推進事業」に採択


山梨大は22日、文部科学省が今年度から募集を始めた「大学病院連携型高度医療人養成推進事業」に、申請したプログラムが採択されたと発表した。同大学は浜松医科(静岡県)、北里、聖マリアンナ医科(神奈川県)、昭和(東京都と山梨県)の4大学と連携し、若手医師や教員を相互に派遣。高度に専門性を持った人材を育成したいとしている。

申請28件のうち採択された19件に文科省から補助が出る。山梨大などは診療科別や高度技術取得型、女性医師キャリア形成型など5つの専門医養成コースを設置。山梨大は肝臓疾患、北里大は総合的なガン治療法などそれぞれ得意領域があり、若手医師が連携した他大学も訪れ、自由に学んで専門性を高めることを狙いとしている。また医師不足のなか、山梨大は他大学からより多くの医師が派遣される効果も期待している。