『河北新報』2008年7月12日付

地域発展へ連携協定 秋田市と秋田大が締結


秋田市と秋田大は11日、幅広い分野で相互に協力し、地域発展につなげようと包括的連携協定を締結した。同大が市町村を対象に協定を結ぶのは初めて。

協定は(1)まちづくりの推進(2)地域産業の活性化(3)教育や文化、芸術の振興―など各種課題への取り組みで協力するとした。事業の企画立案や進行については、連絡調整する部署をそれぞれ定め、協議を行う。

協定の有効期間は3年間。これまでも同大の教員が市の審議会委員として施策にかかわるなどしてきたが、今後は組織的に人的、知的資源を有効活用し、情報交換を進めていく。

協定締結について、秋田市の佐竹敬久市長は「地域振興に関する事業構築を行っていきたい。学生の元気やパワー、柔軟な発想を活力あるまちづくりにつなげる工夫をしたい」とコメントした。