『岩手日報』2008年6月24日付

大学院中心に再編 岩手大09年度改組計画


岩手大(藤井克己学長)は23日、大学院を中心とする2009年度全学改組計画を発表した。大学院の工学研究科に「コミュニケーションデザイン工学専攻」、農学研究科は「バイオフロンティア専攻」などを新設、より広い知識と実践的な人材の育成を目指す。入学定員も見直し、連合農学研究科には社会人枠(8人)を設ける。09年度学生募集から新たな枠組みとなる予定。

改組は、学生定員の適正化や教員の学部横断的な指導を視野に07年度スタートした「学系」制度に合わせた組織体制の見直しなどが目的。

大学院の博士前期・修士課程は、教育学研究科を3専攻(定員42人)から2専攻(同32人)、工学研究科を9専攻(同129人)から7専攻(同165人)、農学研究科は2専攻(同67人)から5専攻(同)に再編する。

そのほか、工学部と工学研究科(博士後期課程)を改組し、定員は削減する。人文社会科学研究科(修士課程)と連合農学研究科(博士課程)は定員のみ拡充する方針。