時事通信配信記事 2008年6月25日付

骨太方針を了承=「最大限の削減」堅持−自民政調


自民党は25日午前、党本部で政調全体会議を開き、政府の経済財政改革の基本方針「骨太の方針2008」を了承した。政府は26日の同党総務会で正式に了承されれば、27日に閣議決定する方針。

会議では、歳出全般の「最大限の削減を行う」との文言について「最大限の無駄削減に書き直すべきだ」「仕事を増やしてほしいとの地方の声に応えられない」などと修正を求める意見が相次いだ。これに対し、谷垣禎一政調会長は「財政再建路線の放棄と言われるから落せない」と拒否。「機動的な財政運営を福田康夫首相と相談する」と理解を求め、一任を取り付けた。

また、公明党も25日の政調全体会議で斉藤鉄夫政調会長に一任し、正式に了承した。