『北海道新聞』2008年5月31日付

「世界に通用する薬を」 塩野義製薬、北大内に研究施設


製薬国内大手の塩野義製薬(大阪市、手代木功社長)が札幌市北区の北大構内に建設していた共同研究施設「シオノギ創薬イノベーションセンター」が三十日、オープンした。

五階建て延べ床面積二千七百九十平方メートル。総工費は約十五億円。同社の研究員二十人が常駐し、生命科学などを研究する北大の教員ら三十人弱が共同研究に参加する。

同日午後、オープンを記念し、シンポジウムが開かれた。手代木社長はあいさつで、「世界に通用する北海道発の薬をつくり、日本の製薬業界にインパクトを与えたい」と語った。