『南日本新聞』2008年5月27日付

鹿児島大学病院に保育園 女性職員確保へ民間委託


鹿児島市桜ケ丘8丁目の鹿児島大学桜ケ丘キャンパスで26日、教職員の子どもを預かる「さくらっ子保育園」の開園式があった。医師不足が社会問題となる中、女性職員が働きやすい環境づくりを目指す。

同大学が設置、運営は民間に委託する。対象は小学校就学までの乳幼児で、水曜日は24時間態勢をとる。総工費は5300万円。

自宅近くの保育園から長男弘祐ちゃん(3つ)を転園させるという鹿児島大学病院手術部の看護師倉ケ崎陽子さん(32)は「遅くまで見てくれるし病後児保育もあるので、働きながら子育てしている者にとって大変助かる」と話した。

定員30人に対し、7人の入園が決まっているという。

式には園長を務める高松英夫病院長ら約70人が出席。高松園長は「医療界の人材不足には女性職員の確保が重要。多くの人が利用できる保育園にしたい」とあいさつした。