『静岡新聞』2008年5月24日付

産学官連携を強化 しみず新産業開発振興機構


しみず新産業開発振興機構(理事長・杉山公一清水商工会議所会頭)は23日、静岡市清水区のマナーハウスエリザベートで本年度総会を開いた。新産業創出や新商品開発に向け、県や市をはじめ、静岡大、県立大、東海大などとの産学官連携を強力に進める方針などを決めた。

同振興機構は2001年に設立し、会員企業は同市清水区を中心に77社。総会に出席した市内の産学官の関係者ら約80人を前に、杉山理事長が「互いのきずなを深めて研究開発を行い、地域産業の発展につなげてほしい」とあいさつした。

本年度の事業計画として、昨年に引き続き組織強化と会員事業所の支援、研究会の積極運営、新プロジェクトへの協力などを推進するとともに、知財管理運営会社の設立準備を行うことを報告した。

このほか、県立静岡がんセンターの山口建総長が「県民のための産学連携を目指して」と題して記念講演した。