『毎日新聞』2008年5月23日付

包括協定:大学の知恵をまちづくりに 橋本市と和歌山大が結ぶ /和歌山


橋本市と和歌山大学は、教育や産業など幅広い分野で連携・協力するための包括協定を結んだ。

事業による交流を通じ、約3年前から検討。市は大学の専門知識や技術をまちづくりに活用する。大学は地域貢献を通じ、教育や研究内容の充実を図る。具体的な取り組みは今後の協議で決める。

調印式で木下善之市長は「厳しい財政の中、大学に知恵をいただき、『住みたくなるまちづくり』を目指したい」と語り、小田章学長は「知的、人的資源を相互活用し、地域発展と学術振興につなげたい」と話した。

和歌山大はこれまでに、県や和歌山市、長野県飯田市、大阪府岸和田市と包括協定を結んでいる。【清水有香】