『しんぶん赤旗』2008年5月15日付

宇宙軍事化の法案反対
科学者ら、ネット署名


日本による宇宙の軍事利用を解禁する「宇宙基本法案」に反対するアピールのためのインターネット署名運動が始まりました。世話人は、国立天文台の石附澄夫助教。

同法案は、自民・公明・民主による共同提案で、十三日に衆議院本会議で可決されました。近く参院内閣委員会で審議入りする予定です。

アピールでは、同法案によって、宇宙の際限ない軍事化を招く▽宇宙産業が「軍需」に頼ることになる▽学問の命である「自主・民主・公開」に触れていない―などの問題点を指摘。今回の法案に反対するとしています。

同時に、日本の宇宙政策のあるべき方向として、宇宙のあらゆる軍事利用の禁止、「民主・自主・公開」の原子力三原則を宇宙開発利用にも適用すること、日本が宇宙軍縮に向けて先導となることを国として誓うことなどを求めています。

賛同の署名、メッセージの書き込みを急ぐよう呼びかけています。

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