『朝日新聞』2008年5月2日付

自民党「火山議連」を設立


108の活火山がある世界有数の火山国・日本で、観測や研究の水準が低下しているとして、自民党の国会議員14名が「火山議員連盟」(会長・中山成彬元文部科学相)を設立した。気象庁が常時監視している火山は約30にとどまり、専門研究者は約40人。国立大の法人化や運営費交付金の削減などで資金が減り、常勤の教授ポストなども減っている。噴火した場合、その火山の特徴を熟知した研究者がいないようだと大変だ、との危機感から議連を設立した。