『河北新報』2008年4月17日付

七十七銀が東北大に寄付講座開講


七十七銀行は寄付講座「地域経済金融論」を東北大大学院経済学研究科に開設した。産業立地、地域間格差など地域経済に関する諸問題をテーマに、理論的、実証的な教育研究に取り組む。

東北大では35番目の寄付講座。「地域経済論」「地域金融論」で構成し、後期の10月から来年3月まで各15回の授業を行う。

専任の教員は各1人。経済学研究科の准教授のほか、外部から金融に詳しい人材を登用する。

七十七銀行は4000万円を寄付した。期間は2008、09年度の2年間で、2年ごとに契約を更新する。

東北大の井上明久総長と七十七銀行の鎌田宏頭取が17日、仙台市青葉区の東北大で記者会見した。

井上総長は「産学連携によって地域経済の発展に貢献したい」とあいさつ。鎌田頭取は「新しい分野で東北の将来を担う優秀な人材が育ってほしい」と述べた。

東北大と七十七銀行は07年1月、東北の経済活性化などを目的に連携協定を結んでいる。