共同通信配信記事 2008年4月4日付

卓越教授に脳トレの川島さんら
東北大が25人に辞令


業績の優れた教授に特別な称号と手当を与える「卓越教授」制度を4月から導入した東北大は4日、初代の25人を発表した。教授陣約800人の中から選ばれたのは「脳トレ」などで知られる川島隆太教授(48)らで、井上明久学長から辞令交付を受けた。

正式名称は「ディスティングイッシュトプロフェッサー」で最大20万円が月給に上乗せされる。任期3年で再任も可能。待遇差の設定に異論もあったが、学内での切磋琢磨を期待し導入した。

理工、医学関係の研究に定評ある大学らしく、19人が理系。女性は2人だった。ノーベル物理学賞に有力と報じられた電気通信研究所の中沢正隆教授(55)や、金属探知機とレーダーを組み合わせた地雷識別装置を開発した東北アジア研究センターの佐藤源之教授(50)も名を連ねた。